HOMEほくと元気100歳NET介護事業支援優良職員2024年度 優良職員インタビュー深沢清美さん(やさしい手北杜事業所/訪問介護)

深沢清美さん(やさしい手北杜事業所/訪問介護)

やさしい手 深沢さん

深沢清美さん
(やさしい手北杜事業所/訪問介護)

 

家族介護と両立できた訪問介護。気がつけば25年が経っていました。

 

やさしい手 深沢さん この仕事を始めたのは2000年なのでもうすぐ25年になります。日々忙しく過ごしてきましたが、当時小学6年生だった末っ子が結婚して孫ができたと考えると、とても感慨深いですね。今回は優良職員表彰という大きなご褒美をいただけて、とても嬉しいです。
 きっかけは、旧・明野村で開かれた介護講習会でした。入院中の義母の退院が決まっていたので、家族介護に備えて知識があったほうが良いだろうというのが、参加した理由です。
 その後、義母が退院し介護生活が始まりました。車いす生活でしたが、私がずっとついていなければいけないという状態ではなく、「家族介護だとストレスが溜まるから、外に出る機会を持ったほうが良いよ」という周囲からのアドバイスもあったので、義母のお世話をしながら働けないかと「やさしい手北杜事業所」を訪ねました。私自身、30代の頃に数か月入院し、看護師さんにとても良くしてもらったことで、「弱っているときに力になれる仕事って素晴らしいな。自分もいつか誰かのお世話ができたらいいな」という思いを持っていたことも、介護職に惹かれた理由のひとつです。
 そして、その際に会社から提案されたのが訪問介護でした。朝食前におむつ交換をして、10時におむつ交換をして、お昼前におむつ交換をして、おやつ前におむつ交換をして……という家庭介護のスケジュールを優先し、空いている時間に仕事を調整してもらえたので、義母の介護と両立させながら働くことができました。その後、義父の介護も始まりましたが、このスタイルだったから続けることができたんだと思いますね。


 

介護福祉士を取得したことで、より利用者に寄り添った介護ができるように……

やさしい手 深沢さん 訪問介護は、利用者さんのご自宅に伺い、その方に必要な支援を行います。利用者さんは、寝たきりの方もいれば、自分でほとんどのことができる方もいますし、ご家族と同居の方も、独居の方もいます。排泄の介助やおむつ交換、入浴の介助といった介護職ならではの仕事に加えて、掃除、洗濯、買い物、食事の用意などの家事も担当するのが、施設での仕事と違うところです。
 家庭で介護をしていたこともあり、仕事にはすぐに慣れました。さまざまな高齢者の方々と日々直接触れ合えることに楽しさも感じましたし、お世話をすることで「ありがとう」と言われることも嬉しかったですね。
 2009年には、会社からの呼びかけに応じて介護福祉士を取得して、スキルアップしました。それまではサービスを提供するだけでしたが介護福祉士の資格を取得したことによって、知識が深まり、気づきの視点が持てるようになったことで、より利用者さんに寄り添った介護ができるようになりました。


 

大切にしているのは、利用者さんからの信頼と、居心地よく過ごせるようにすること

 

 大切にしているのは、利用者さんが自宅でどれだけ居心地よく過ごせるか、居心地良く過ごせるかということ。1時間~1時間半の訪問が多く、短い時間ではありますが、利用者さんの体調を考慮しながら、精一杯お世話をさせていただいています。
 ご家族と一緒になってあれこれ考え、利用者さんのために何かができるということが、この仕事の一番のやりがいだと感じています。
その結果、「どのヘルパーさんが来てくれるか不安だったけれど、深沢さんが来てくれてよかった、よかった」と言ってもらえたり、いつもは気難しい表情の方が、「ほう、今日はあんたかい」と和らいだ表情で迎えてくださって、「あれやってくれ」「これやってくれ」と気軽に頼んでくれたり……。喜ばれているという気持ちが伝わってきたときに、この仕事をしていてよかったなと心から思います。相手の表情や、ちょっとしたやり取りから、そういった気持ちは自然と伝わってきますから。
 また、訪問介護は利用者さんの家の中に入り、箪笥も、戸棚も、押し入れも、冷蔵庫も、普通なら他人が目にしないような場所まで開けて物の出し入れをします。そのため、誠実に接することが一番大事だと思っていますし、そうあるように心がけています。万が一にも「この人は一体何をやっているんだろう?」なんて思われてしまうと、不信感はどんどん膨らんでいくので、そう思われないように動く、声掛けをする。例えば、大きな声で「冷蔵庫を開けますよ」「戸棚からお皿を出しますね」と伝え、了承してもらってから行動することを意識しています。

 

やさしい手 深沢さん やさしい手 深沢さん

 

これからも1日1日を大切に、できるだけ長くお世話をしていきたい。

 人生は順風満帆なときばかりとは限りません。特に、家族に高齢者がいたり、小さな子どもがいたりすると、急な発熱や体調の変化など、日々の生活の中で想定外のことが起きることが多々あります。私も義両親の介護をしていたときには、いろいろなことがありましたし、今だってありますよ。例えば、朝になって孫が急に熱を出し、娘夫婦はどうしても休めない仕事があるから、私が病院に連れて行かなければならない場合もあります。
 そんなとき、「申し訳ないな」と思いながら会社に連絡を入れた際、理解のない対応をされたら、仕事を続けることは難しくなってしまうと思うんです。
その点、うちの会社はこちらの事情を理解してくれて、「わかりました。お大事に」と気持ちよく対応してくれるのでありがたいですね。
今、多くのヘルパーさんが60~70代。80歳になってもバリバリ仕事をしている方もいます。その方のようになれたらいいなと思います。まずは自分の健康を第一に、これからも1日1日を精一杯頑張って、できるだけ長く利用者さんのお世話をしていけたらと思っています。

 

やさしい手 深沢さん やさしい手 深沢さん

 

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