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人生100年時代マネジメント講座活動記録(アーカイブ)

令和7年度「人生100年時代マネジメント講座」

人生100年時代マネジメント講座
~「予防」だけで大丈夫? 身体の変化を受け入れ、賢く「備える」生き方とは~


令和7年12月18日(木)、大泉総合会館にて「人生100年時代マネジメント講座」が開催されました
講師に山梨県立大学の高木寛之教授をお迎えし、単なる健康法ではなく、長い人生をどう「マネジメント」していくかについて、ユーモアを交えながら語っていただきました。
当日は多くの市民の皆様にご参加いただき、後半のパネルディスカッションでは専門職チームも登壇。「もしもの時」の具体的な動きを学びました。

 


【第1部:基調講演】
講師:高木 寛之 教授(山梨県立大学 人間福祉学部)
■数字に踊らされない。「高齢化」の本当の意味
冒頭、高木教授は高齢化率のグラフを示しながら、「数字が増えていることだけに恐れをなしてはいけない」と指摘しました。
重要なのはその中身です。教授が特に注目すべきデータとして挙げたのは「高齢者の単独世帯(一人暮らし)」の増加です。
「一人でどう生き抜くか」ではなく、「一人暮らしが増える社会で、いかに周囲と関わり、助け合って生きていくか」が、これからの時代のカギとなります。

 

■「敬愛」と「参加」~老人福祉法が教えること~
講座の中で、「老人福祉法」という法律の基本理念が紹介されました。そこには、高齢者は「多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、敬愛される」べき存在であると記されています。
しかし、高木教授は問いかけます。「社会が高齢者の力を引き出せていないのではないか」。同時に、高齢者自身も「心身の変化を自覚し、社会活動に参加するよう努めること」が法律で求められている点にも触れました。

 

■ブルーベリーより老眼鏡?「予防」と「備え」の違い
非常に印象的だったのが、老眼を例にした「予防と備え」のお話です。
「目に良いブルーベリーをいくら食べても(予防)、見えにくくなる時は来ます。その時に必要なのは、見えないと嘆くことではなく、眼鏡をかける(備え)ことですよね」。
人生も同じです。どれだけ健康に気をつけても、身体は変化します。
●    予防: 悪くならないように努力すること
●    備え: 変化が起きた時にどう対応するか、道具や環境、人間関係を用意しておくこと
「自分は大丈夫」と思わず、変化を前提とした「備え」をしておくことこそが、人生100年時代を安心して生きる秘訣であると語られました。

 

R7会場様子.jpg

 

 

【第2部:パネルディスカッション】
テーマ:もしもの時、北杜市ではこう動く!
~モデルケースでシミュレーション~
後半は、高木教授をコーディネーターに、北杜市の地域を支える専門職が集結。「80歳男性・一人暮らしのAさん」が骨折して入院し、自宅に戻るまでのストーリーを通じて、具体的な支援の動きをシミュレーションしました。
【パネリスト(地域の専門職)】
●    地域包括支援センター職員
●    病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)
●    北杜市社会福祉協議会 後見人・生活支援コーディネーター

 

■フェーズ1:元気なうちの備え ~命をつなぐバトン~

まだ元気なAさんですが、ある日突然倒れるかもしれません。
ここで紹介されたのが、北杜市で配布している「救急医療情報キット」です。かかりつけ医や持病、緊急連絡先を書いた紙を専用の筒に入れ、冷蔵庫に保管しておくもの。
「冷蔵庫はどこの家にもあり、見つけやすい場所。まさに命をつなぐバトンです」という言葉に、会場からは納得の声が上がりました。

 

■フェーズ2:SOS(困りごと発生) ~「助けて」と言える勇気~
Aさんが自宅で転倒し、動けなくなってしまいました。「これくらいで救急車を呼んでいいのか…」と迷う場面ですが、パネリストからは「迷わず呼んでください」との力強い言葉が。
日頃からの「備え(キット)」があれば、もし意識がなくても救急隊員が必要な情報を把握でき、迅速な搬送が可能になります。

 

■フェーズ3:入院・退院 ~病院の「相談員」を頼ろう~
入院が決まったAさん。「入院費は払えるか?」「退院後、一人で暮らせるか?」と不安が尽きません。
ここで活躍するのが、病院にいる「医療ソーシャルワーカー(MSW)」です。「お金の心配や退院後の生活について、入院直後から一緒に考えます」という心強いメッセージが送られました。
また、身寄りがなく手続きが難しい場合は、「権利擁護センター」が成年後見制度などを活用し、契約や支払いをサポートする仕組みがあることも紹介されました。

 

■フェーズ4:地域に戻る ~「お互い様」で支え合う地域へ~
退院後、少し足腰が弱ったAさん。以前のようにゴミ出しや買い物ができません。
ここでは「地域包括支援センター」が中心となり、介護保険サービス(ヘルパーなど)だけでなく、ご近所さんによるゴミ出し協力や、移動販売車の活用など、地域にある資源をフル活用して生活を支えます。
高木教授は、「制度的なサービスだけでなく、ご近所の『ちょっとした助け合い』が、一人暮らしを支える最強のセーフティネットになる」と締めくくりました。

 

【広報】10の備え.png

 

【まとめ・お問い合わせ】
今回の講座を通して見えてきたのは、「北杜市には、あなたを支えるチームがいる」ということです。
今は元気でも、少しでも将来に不安を感じたら、まずは北杜市介護支援課や、お近くの地域包括支援センターへご相談ください。
 本事業で配布した人生のライフケアプランニングについては支所の窓口で配布しております。
「もしも」の時に慌てないための準備を、私たちと一緒に始めましょう。

 

令和6年度「人生100年時代マネジメント講座」

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R6人生100年時代チラシ (PDF 1.19MB)

 

講座開催日程

 

開催日 内容 講師
1 9月26日(木)

人生100年時代を幸せに生きるために

武蔵野大学 人間科学部

社会福祉学科 渡辺裕一教授

2

10月9日(水)

もしバナゲーム「人生の最期にどう在りたいか」

考えてみませんか

山梨県立大学 高岸弘美准教授

3 10月31日(木)

フレイル予防のための身体とお口の運動

北杜市立塩川病院

理学療法士 笠井斗志夫氏

言語聴覚士 向亜希香氏

 

令和5年度「人生100年時代マネジメント講座」

「歯周病と全身疾患の関連 オーラルフレイルについて」「元気な身体を作ろう。毎日の食事を見直してフレイル予防」「認知症になっても地域と共に生きる」「人生100年時代!安心して暮らすために大切な備えとは」の4回の公演を行いました。今年も広々とした甲斐駒センターせせらぎのホールを使って行いましたが、グループを作ってお互いに討論する講座もあったりと、参加者も交えたことにより、講師の先生との距離が近く、熱心にメモを取ったり、質問をしたり、アドバイスを求めたりと、熱のこもった講演会になりました。参加者からは、「毎日の生活に簡単に取り入れられる方法を教えてもらえて良かった」「実例から得た映像等により説得力があった」「具体的な方法が学べた」「日々の生活を見直すきっかけになった」等たくさんの感想が寄せられました。ほとんどの人に共通した感想は『いつか自分の身にも起きるかもしれないと考えるきっかけをもらった。自分事としてこれからの生活を見直したい』というものでした。

 

 

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令和4年度「人生100年時代のマネジメント講座」

 人生100年時代に備えるために知っておくと得するお話を4回シリーズで開催しました。感染症対策のため、広々とした甲斐駒センターせせらぎのホールで行いました。

 どの回も予定の30名を超える方の参加があり、関心の強さが伺えました。

 「お口と歯から健康寿命を考えよう!」「健康な身体は食事から!」「認知症になっても安心して暮らせる町を目指して」「人生100年時代、始めようお金の準備と相続の備え」の4シリーズでどの回も参加者の満足度は高く、講師の先生への質問も活発でした。

 参加した皆さまからは「オーラルフレイルの危険性をチェックできてよかった。」「調理の仕方・切り方・ゆで方が参考になりました。1日のカロリーのとり方など大変良かったです。」「認知症になっても自ら生きる。我がままに生きる。その人らしく生きることを許し合う社会に。というお話に感動・共感しました。」「老後を安心に過ごせるための努力が必要だと思いました。」等の感想が寄せられました。

 

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令和3年度「人生100年時代マネジメント講座」

 令和3年度は前年度からテーマを一新し、全4回シリーズで開催されました。内容は、「これから必要なお金や相続について」、「歯と口の健康」、「認知症」、「食と栄養、フレイル予防」について、それぞれ専門の先生からお話を伺いました。今年は感染症対策のため日程の延期や人数を制限するなど、昨年度と同様に小規模での講座開催となりましたが、多くの方が講座に参加をしてくれました。

 どの講座も参加者の皆さんからの満足度は高く、「自分のこれからの人生のための参考になりました」、「改めて、自分の生活について振り返る良いきっかけになりました」といった声が寄せられました。特に、「認知症」のテーマの講義については、参加人数も多く皆さんの興味関心の高さが伺えました。単体での講座受講も可能でしたが、全4回の講義全てに参加してくださった方には、ささやかなプレゼントをお渡ししました。

 

講座の様子講座の様子講座の様子

令和2年度「人生100年時代のマネジメント講座」

 令和2年度は全6回シリーズで開催され、様々なテーマで「人生100年を生き抜く知恵や備え」について学びを深めました。今年は感染症対策のため人数を制限するなど、小規模での講座開催となりましたが、参加者の皆さんの出席率はとても高く、興味関心の高さが伺えました。

 講義の中ではグループワーク等は感染対策のため行えませんでしたが、講師の先生方がわかりやすく、そして楽しく講義してくださり、参加者の皆さんからの満足度はとても高かったです。

 参加した皆様からは、「講義で学んだことを活かして生活をしていきたいです」、「いきいきと活力のある生活をして健康的に老いていきたいと思いました」、「先生の講義が分かりやすく、楽しく学ぶことができました。これからのことを考える良いきっかけになりました」などの声が寄せられました。

 

人生100年時代マネジメント講座の様子人生100年時代マネジメント講座の様子人生100年時代マネジメント講座の様子

令和元年度「人生100年時代のマネジメント講座」

講座のイメージ.png 平成30年度開催した講座の反響が大きかったため、令和元年度は第1回を8月8日から10月11日に長坂総合支所で、第2回を10月10日から12月13日に須玉ふれあい館で実施をしました。第1回・第2回ともに計7回シリーズで開催され、「人生100年時代を生き抜く知恵や備えを学習!充実した100年を生きよう!」をテーマに学びを深めました。

  今回の講座には、約90名近くの応募があり、皆さんの興味関心の高さがうかがえました。内容は「自身の体と心の変化」「栄養」「運動」「口腔」「心(メンタル)」「資産運用」について、専門講師よりお話を伺いました。各講師とも内容がわかりやすく、ユーモアもあり楽しく聞くことができました。

  参加者からは、「有意義な講座だった」「今後の人生について考える良いきっかけになった」などの声が寄せられました。

 

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