インフルエンザの予防と基礎知識について
インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。
併せて普通の風邪と同じように、喉の痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。子どもではまれに急性脳症を、高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴う等、重症になることがあります。
日本では、例年12月~3月が流行シーズンです。
インフルエンザを予防するために
「かからない」と「うつさない」.pdf (PDF 349KB)
手洗い
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法です。
手洗いはインフルエンザに限らず、接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。
適度な湿度の保持と部屋の換気
空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。室内では加湿器などで適切な湿度(50~60%)を保つことが効果的です。
また、部屋の換気は2時間に1回程度行い、部屋の空気を入れ替えましょう。
バランスのとれた栄養摂取
食事からバランスのとれた栄養を摂取することで体の抵抗力を高めます。
また、水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので構いません。
十分な休養
睡眠は体の抵抗力を高めます。具合の悪い時は無理せず休みましょう。
流行前のワクチン接種
インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。接種を希望する方は、医師とよく相談した上で接種をしてください。
北杜市では主に65歳以上の方へ接種費用の助成をしています。詳しくは個別のページをご確認ください。
マスクの着用
マスクは他の人にうつさないために着用しましょう。また、喉の湿度を保ちます。自分の顔の大きさにあったマスクを着用し、鼻と口の両方を確実に覆うようにしましょう。
人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
インフルエンザかなと思ったら
- インフルエンザの特徴は38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れます。また、喉の痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。
- 人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。
- 咳やくしゃみ等の症状のある時は、家族や周りの方へうつさないように、飛沫感染対策としてマスクの着用や手洗いなどが大切です。
- 高熱が出る、呼吸が苦しいなど具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。
インフルエンザにかかったら
- インフルエンザの治療には、医師が診察の上、必要と認める時に抗インフルエンザウイルス薬が処方されます。
- インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。水分補給をして十分に休養を取りましょう。
- 児童や生徒については、学校保健安全法で「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。また、インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず、異常行動が報告されています。少なくとも発熱から2日間は、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じて下さい。