「アウトドアの聖地」を目指し、北杜市・THE NORTH FACE連携事業の一環として、市内のクライミングジム「LOKUBOKU」を会場に、クライミング体験教室を開催しました。
また当日は、パラクライミング世界大会視覚障害クラスで、4連覇を含む6度の優勝を飾るなど、現役のフリークライマーとしても活躍されているNPO法人モンキーマジック代表理事小林幸一郎様を講師に迎え、パラクライミングに関するお話を伺い、クライミングを通じた障がい者の方への理解を深めるとともに、目隠しをしてのクライミングにも挑戦しました。
開催報告
開催日
令和4年10月23日(日曜日)
場所
クライミングジムLOKUBOKU(ロクボク)
北杜市高根町長澤2141(旧高根北小学校体育館)
当日の様子
クライミング体験を始める前に、小林様より、クライミングの楽しみ方、障害のある人、目の見えない人と一緒に楽しむクライミングについてなど、普段の活動やご自身の体験などを踏まえてお話いただきました。
目を閉じて、目が見えない中でのクライミングをイメージします。
視覚障がい者の方がクライミングをする際は、どのルートで登るのか、次にどのホールド(足や手を掛けるための人口の石)へ手足を掛けるのが良いか、アシストする役が重要です。
「次のホールドまでの距離や、方向、形を伝えるなど工夫して伝えてみましょう」小林様の問いに、子ども達も一生懸命答えました。
いよいよクライミング体験です。
今回のイベントに合わせて、LOKUBOKUではリードクライミング用のウォールが使えるよう準備を進めてくださいました。そびえ立つ壁にみんな興奮を隠せません。
今回は普通のクライミングだけでなく、目隠しをしてのクライミングにも挑戦しました。
中には目隠しの中、リードを使って体育館天井付近のウォール最上部まで登るクライマーさんもいました。
最後はみんなで記念撮影をして終了しました。
イベントを終えて
実施後のアンケートでも、「年齢関係なく楽しめた」「今後もクライミングを続けたい」「また参加したい」など、たくさんの嬉しいご意見をいただきました。
また、小林様の指導を通し、障がい者クライミングのことを理解する良い機会になったのではないかと思います。
参加者の皆様からも、「身近には目が見えない人がいないため、こういう機会があると勉強になる」「視覚障がい者の方への理解が深まった」といったご意見をいただきました。
「今後障がいのある方が困っている際は進んで声を掛けてほしい」との小林様の言葉が、参加してくれた子ども達の心にも残ったことと思います。
ご参加いただいた皆様、NPO法人モンキーマジック様、株式会社ファーマン様、株式会社ボタニクス様、ご後援いただいたTHE NORTH FACE様、誠にありがとうございました。
これからも北杜市は「アウトドアの聖地」を目指した取り組みを進めていきます。
NPO法人モンキーマジックHP(下記をクリックすると、外部リンクへ遷移します)