北杜市・ふるさと伝承館(仮称)の設置
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番号:2
趣旨
(北杜市合併20周年記念事業として)
旧8町村が合併して17年が経つ北杜市であるが、いまだに一体感が醸成されていない。共産党のチラシ「日本共産党北杜市議団活動と議会の報告(2022年6月5日)」を見てもそれがはっきり出ている。そこで、北杜市ふるさと伝承館(仮称)を設置して市民の一体感を醸成することを企画することを提案する。伝承館には、旧8町村の次のことをまとめる。
この伝承館は合併20周年記念事業として企画する。
1. 各町村の埋蔵文化財、産業、自然・環境の恩恵や災害とその克服などの歴史をまとめる。これには各町村史を土台にする。埋蔵文化財は一堂に集め展示する。(まとめの記述と展示は旧町村別ではなく、北杜市内全域の地域別にする)
2. 各町村の伝統行事、祭り、生活遺産などを集め、展示する。
3. これらの歴史や遺産を項目別にまとめた冊子を作り、ダイジェスト版を子供たちの教材として活用する。
4. 伝承館は新設する必要は無く、総合支所の議事堂、整理する図書館などを活用することも考える。(支所選びで、争いが起きることも懸念されるが、それを乗り越える伝承館の内容と意義の説得が一体感の醸成への近道と考える。)
対応内容
北杜市では合併後、旧町村にあった資料館を整理統合し、現在は北杜市郷土資料館、北杜市考古資料館、浅川伯教・巧兄弟資料館、平田家住宅及び津金学校の5施設を運営しております。
北杜市郷土資料館では、近世以降の歴史や、地域の文化、産業について、北杜市考古資料館では市内の埋蔵文化財に基づく原始から中世までの歴史について、浅川伯教・巧兄弟資料館では浅川兄弟をはじめとした本市ゆかりの先人たちの功績について展示をしております。それぞれの館においては、旧町村という枠に縛られることなく、北杜市域全体を取り扱っております。
郷土資料館においては、神楽などの伝統文化や、米づくりやホップ、養蚕などの地域の産業をテーマに企画展を行い、この内容を小冊子にまとめ、市内の小中学校図書館にも配布し、学校の教材としても活用していただているところです。
さらに市民の一体感を醸成していくためには、地域の文化や歴史についての認識を深めていくことが極めて重要であり、そこに資料館が果たすべき大きな役割もあると考えております。
また、現在、教育委員会では、文化財を計画的に保護するとともに市内の文化財のさらなる活用を図り地域振興に活かしていくため、文化財保護活用地域計画の策定を進めているところです。
貴重なご意見も踏まえ、今後も市民の一体感を醸成できるような企画展や講演会などの資料館事業を実施してまいりたいと存じます。
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