文字サイズ
背景色を選択

カタカナ外国語の乱用

更新日:

番号:5

趣旨

広報誌「ほくと」に「ネウボラ」と言う言葉があり、意味が分からなかった。以前も市の広報誌に矢鱈カタカナ外国語が使われて居る事に就いて疑問を呈したことがある。行政からの市民へのお報せの類は、市民に理解して貰う為に出すものだ。
全国的な傾向として、新聞始め国会でも「カタカナ外国語」を使って見せる事が流行っている。こうした現象は「博識」の有る処をひけらかすのが目的で、相手に理解出来ようが出来まいが頓着無しである。
日本語に無いものの名前や概念などは致し方ない。例えば「テレビ」とか「ニュース」は日本語にもなってしまった。然し元は英語の「television」であり、略して「TV」とも言われて居る。もう片方は「news」であって発音では「ニューズ」でなければおかしい。
「ネウボラ」を調べた處、フィンランドの「出産・育児支援施設」の名前だそうだ。「そこまでるか!」と言うのが実感である。
行政は市民を理想的な方向に導くことが一つの大切な仕事である。
其れが市民感情から浮き上がって居ては行政とは言えない。正しい日本語を使うのが基本的な筈だ。
日本国がラジオ放送を始めたのは、一つに国民に正しい日本語、つまり標準語を普及させる目的があったそうだ。
「ネウボラ」と言う言葉を流行らせる事より、育児支援を具体的に、平等に進める事が役所の仕事である。広報の仕事は、その支援の内容を認知させ、支援を受ける方法を伝える事である。

対応内容

日頃より、「広報ほくと」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
紙面で分かりづらい表現があったことに関しまして、お詫び申し上げます。
ご指摘のありました、「広報ほくと」に記載の「ネウボラ」という言葉に関しては、子ども政策部に今年4月に開設されました「ネウボラ推進課」の記載のことと存じます。市では、子育て世代に選ばれる地域を目指し、政策を進めております。11月1日の市制施行18周年記念式典におきましては、結婚から子育てまで、切れ目のない支援に取り組むため、「子育てするなら北杜」宣言をしたところであります。
本市が目指す子育て支援の取り組みは、フィンランドの子育て支援制度に目指すところが近く、「ネウボラ推進課」の課名を採用した経緯があります。
広報紙「広報ほくと」令和4年11月号では、ネウボラ推進課の名前の由来、子育て世代に寄り添ったさまざまな取り組みを、特集として掲載したところであります。
近年の国際化に伴い、外来語、和製英語、IT語など、多くの言葉が生まれておりますが、「広報ほくと」では、今回のように、特集などで詳しくご案内するなど、今後も市民の皆さまの目線で、適正でわかりやすい表現を心がけてまいります。

カテゴリー

地図

この情報は役に立ちましたか?

お寄せいただいた評価は運営の参考といたします。

※必須入力
※必須入力
※必須入力