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HOME暮らしの情報市長の部屋市長への手紙とその回答令和4年度公的場所をフレグランスフリー空間に

公的場所をフレグランスフリー空間に

更新日:

番号:1

趣旨

前市長時代の2019年に、「香料製品の使用自粛を市内に呼びかけませんか」と題した市長への手紙を送ったところ、香料を含め化学物質に苦しんでいる化学物質過敏症をHPやポスターで啓発していただく対応をお取りいただきました。
あれから3年経ち、2021年には、国が香害啓発ポスターを作成し、北杜市でも引き続き啓発を続けてくださっていますが、状況が改善しているとは思えません。
コロナ禍で消毒剤が多用されていることも相まって、人が集う場所の空気は、様々な香料や化学物質が充満しており、化学物質過敏症気味であり、香害被害者である自分にとっては耐え難いものです。
そこに、こういうニュースが入りました。
この2022年12月、議会質問に応じ、兵庫県宝塚市長が、「香水や柔軟剤などに含まれる化学物質の影響が少ないフレグランスフリーな空間は、香害に苦しむ人がいない、誰もが快適に過ごせる空間であり、すべての人の人権が尊重される街づくりにつながると考えています。市の施設は多くの方が利用される公共空間であることから、市役所以外の施設においてもポスターを掲示するなど周知啓発を図り、フレグランスフリーな空間となるよう努めます。」と、画期的な方向性を打ち出したのです。
(h)ttps://www.teramoto-sanae.net/houkoku.cfm
是非とも、この視点を北杜市もお取り入れ頂き、公的な場所を香料の無い空間にしていただきたくお願い申し上げます。
なお、過去の「市長への投稿」を拝読したところ、白州町在住の化学物質過敏症等を罹患しておいでの市民に対して、合理的配慮に欠けると言わざるを得ない対応を見出しました。
化学物質過敏症患者は、「障害者差別解消法」での障害者に当たるという国会答弁があり、合理的配慮がなされるべき存在です。(平成29年2月22日、第193回衆議院予算委員会第6分会、高橋千鶴子議員への内閣府の答弁。) 法律を遵守すべき市役所には猛省を促したいと思います。

対応内容

公的場所をフレグランスフリー空間にすることについては、多種多様な市民への対応を行う場所であることから、実現するよう目指しておりますが、直ちに全ての市民に理解をもとめることは難しいものであると考えております。
このため、香料などの化学物質により引き起こされる体調不良の症状や原因について、市では、ポスターやチラシを作成し広く市民への周知を行ってまいりました。「香害」という名称については、徐々にではありますが認知されはじめているものの、更なる周知を図る必要があると感じており、新たなポスターなどの啓発資材を作成し、市庁舎など公共施設等への掲示を予定しております。
市においては、症状などの周知により、市民の理解を得た行動変容を促せるよう、今後もポスターやチラシを通じて周知を実施してまいります。市民の皆さんが、苦しんでいる方々について知ることで、自身の合成香料の使用について考え、行動に移していただけたらと考えております。

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