図書館施設集約、再編について
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番号:11
趣旨
公表されている第4回までの「図書館適正配置検討委員会』の会議録および資料を拝見しましたが、いくつかの重要な論点について、専門家の方々の議論は尽くされていません。また、公共施設である図書館の将来について、ひろく市民から意見を聴き取ることも未だ行われていません。次の4つの事項について、ご説明を承りたいと存じます。
1.「中核的な3館程度に集約・再編」の『行政大綱』基本方針が、いかなる論拠のもと、どのような議論を経て成立したのか。
2. どのような具体的プロセスで集約・再編を推し進めれば、『行政大網』の目標を達成できるのか。
3. コミュニティ・コモンの中核をなす図書館施設削減のリスクはなにか、その回避策はどうあるべきか。
4. いつ、どのようにして、地域住民のニーズと意見の取り集めをするのか。
対応内容
「中核的な3館程度に集約・再編」の「行政大綱」基本方針が、いかなる論拠のもと、どのような議論を経て成立したのかについてであります。新・行政改革大綱は、第3次総合計画を下支えするため、市政推進の重要な柱の一つとして「財政健全性の維持」と「効果的・効率的な行政運営」を更に進めるため、令和3年度に策定いたしました。市立図書館を含む基本方針については、全7回の行政改革推進委員会とパブリックコメント、地域代表者説明会(書面開催)及び地域委員会代表者への報告などを経て作成されたものであります。
次に、どのような具体的プロセスで集約・再編を推し進めれば、「行政大綱」の目標を達成できるのかについてであります。集約・再編にあたっては、教育的な支援の拡充など図書館サービスの質的な強化充実を図るとともに、賑わいの創出、市民交流、コワーキングなど新たな価値創出の拠点としての機能の充実・強化も図ることを基本方針とし、北杜市立図書館適正配置等検討委員会において、コミュニティ・コモンズという形態について多面的・重層的な観点から図書館の検討を進めております。
次に、コミュニティ・コモンの中核をなす図書館施設削減のリスクはなにか、その回避策はどうあるべきかについてであります。第2回の適正配置検討委員会において、現行の施設規模では、「場としての図書館サービスや生涯学習を目的とした多重多様な文化的体験」といった図書館サービスを展開することが困難である館があるため、コミュニティ・コモンズの考えのもと住民の利益につなげていくあり方を検討しております。
次に、いつ、どのようにして、地域住民のニーズと意見の取り集めをするのかについてであります。施設の集約・再編については、これまで北杜市立図書館適正配置等検討委員会で検討を重ねてまいりました。検討委員会では、施設の廃止ではなく、図書館として「機能強化していく部分」と「図書館機能を残しながら地域拠点の場」とするコミュニティ・コモンズのあり方を議論してきました。施設の活用については、今後、検討委員会より、提言が出された後、教育委員会としての方向性を出していくことになりますので、その際に、様々な意見を伺う機会や方法を含めて検討していきたいと考えております。
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