小淵沢財産区有林伐採について
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番号:5
趣旨
お知らせを頂いてから、何度か案内を読み直し、伐採の理由を理解してはいるのですが、今朝から、目の前の森の木々が次々と倒れていき、大きな重機で地面を掘り起こす様をずっと見ていて、この森に住む多様性な生き物達、リス、きつね、あらゆる鳥達や、虫という声を持たぬ者達のことを思うと、本当に胸が痛くなり、とても悲しい気持ちでいっぱいです。
4月3日のアウトレット跡地の高級ホテル進出 正式発表のニュースでも、市長は「地域のみなさまと協働しながら」とおっしゃられていましたが、本当にそのようであるならば、実際に伐採が始まる前に説明会や意見交換の場を持っていただきたかったです。
紅葉がきれいな楓に再造林する、ということですが、すでに多様な種類の木々が豊かに育っているからこそ生態系のバランスが取れている木々を伐採し、一種類の植物のみを植える危険性についてもご検討頂きたいです。
また、毎年、目の前で咲いてくれていた藤の花や桜の木を切り倒すことが、その場所に住む市民の心にどのような影響があるかも想像していただけたら、大変ありがたいです。
自然を求め、都会からたくさんの人が八ヶ岳に訪れたり、移住したりしていますが、その恩恵は、自然界が長い時間をかけて作りだしたものだからこそ得られることであり、人間が手を入れてしまうと一瞬にして消えてしまうものが多くあることを共に考え、北杜市が持つ最大の価値である大自然を一緒に大切にしていきたいと考えています。
対応内容
林は水源涵養や国土保全、生物多様性保全など極めて重要な機能を有しており、市民生活に欠かせない大切なものであります。
財産区では、78h余りの森林を管理しており、樹齢が概ね40年から80年となっており、近年は、松くい虫よる被害や、倒木による近隣家屋への被害が見受けられ、このような場所では、「北杜市里山整備事業」を活用し、皆伐の際に樹種変更して植林を行い、一定年数の下草刈りを行い再造林しております。
また大切な森林を守り育て、次世代へと引き継いでいくため、適切な作業時期(林齢)を迎えている森林の再造林をすることは、未来へとつながる「夢のある杜づくり」が、可能になるものと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
森林については、自然界の長い時間をかけて作り出されたものではありますが、それと同時に財産区や先人たちのたゆまぬ努力があり、現在に至るものと考えます。
なお市の自然環境と景観は、多くの人を惹きつける魅力を持っているとともに、多くの市民の方が自然や環境の保護について、重視していますことは十分理解しております。
今後も秩序ある土地利用により、市土の有効活用をしながら、自然環境を保全してまいります。
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