迅速な情報提供と情報の透明性を図るため、記者会見を開催しました。
記者会見の内容は、以下の通りです。
水道におけるPFAS(ピーファス)に関する調査結果が公表について
公表内容のうち、本市の水道水については、本年度から市上下水道局が実施した調査が基になっておりますので、今回初めて国により公表されたこととなります。
結果としましては、市の水道水から、PFAS(ピーファス)が検出されましたが、国の暫定目標値を下回るものでありました。
国の暫定目標値は、一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる水準を基に設定されたものでありますので、水道を利用される皆様の健康に影響が出る可能性は大変低いものと考えますが、毎日、口にする水道水でありますので、市民の皆様が不安になることも当然だと思います。
市上下水道局としましては、国の動向にも注視するとともに、今回の結果が一過性のものなのかも含め、今後も継続して調査してまいります。
国の新たな総合経済対策について
国では、先日、新たな総合経済対策として、「日本経済・地方経済の成長」、「物価高の克服」、「国民の安心・安全の確保」を柱とした本年度の補正予算案が閣議決定されたところであります。
物価高騰が長期化する中、市民の皆様が豊かさを実感していただくためにも、低所得者世帯への支援とともに、更なる賃金上昇や地域経済の活性化が必要であります。
石破首相の所信表明では、「地方創生2.0」として、元気な地方をつくる地方創生の取組を再起動するため、交付金を倍増するとの話がありました。
本市におきましても、新たな市政運営を始めるタイミングでもありますので、市民の暮らしを第一に考えた上で、国の補正予算を有効に活用し、地域産業の発展に向けた各種施策についても検討してまいります。
「第26回米・食味分析鑑定コンクール国際大会」でについて
今大会には、市内外から4,736検体もの出品があり、市内からは、既に4部門で9の生産者・団体の皆様が二次審査を通過し、最終審査に残っております。
当日は、審査員による官能審査を行い、金賞と特別優秀賞を決める予定となっております。
コンクール以外にも、会場では、講演会やトークセッション、さらにお米の食べ比べ、キッチンカーなどの飲食ブース、農業資材や農機具メーカーの展示もありますので、多くの皆様の御来場をお待ちしております。
FOLKWOOD(フォークウッド) SKATE(スケート) PARK(パーク)八ヶ岳について
今月15日に、FOLKWOOD(フォークウッド) SKATE(スケート) PARK(パーク)八ヶ岳がオープンいたします。
これまでのアイススケートリンクに加え、今期からはリンク内側に、関東最大規模となるボウルセクションを完備したスケートボードパーク、インラインスケートリンクが加わります。
また、年内には、ミニフィギュアスケートリンクとカフェエリアがオープンする予定であります。
これまでのスケートセンターから一新し、一年を通じた施設の利用が可能となりますので、多くの方に御利用していただき、施設周辺にも、その影響が及ぶような、活気あふれる施設になることを期待しております。
さて、先日の市議会臨時会での施政方針でも述べさせていただきましたが、新たな市政運営においては、私がこれまで築いてきた国や県とのパイプを活かしながら、市民 や企業の皆様、地域、各種団体の皆様など、北杜市に関わる全ての皆様と協力し合い、北杜市の未来を共に支え、築いていく、そのような「絆」で結ばれた、市民が主役のまちづくりを目指してまいりたいと考えております。
市政運営について
1.「暮らしの応援」
一つ目として、最優先に取り組んでまいりたいと考えておりますのが、市民の皆様の「暮らしの応援」であります。
市民一人ひとりが、健康で豊かな生活をおくることができるよう、若者や子育て世代、高齢者向けの様々な施策を進めてまいります。
2.防災・減災対策の強化
二つ目として、安全な暮らしのための「防災・減災対策の強化」であります。
災害に強いまちづくりを推進し、市民が安心して暮らすことができる環境を整えることは、市の重要な責務であります。
地震や台風などの自然災害が頻発する昨今の状況に鑑み、被害を最小限に抑えるためには、市と地域住民の皆様の協力が不可欠でありますので、災害発生時に迅速に対応できる体制を整備してまいります。
3.持続可能な未来の実現
三つ目の柱として、「持続可能な未来の実現」であります。
北杜市が将来にわたり持続可能で活気ある地域社会を育むためには、限られた資源を有効活用し、次世代への投資を積極的に行うことが重要であります。
本庁舎をはじめ、多くの市有財産の今後の在り方について、コストを見直す中で、持続可能な北杜市の実現に向けて取り組んでまいります。
4.特色ある産業・農業の発展
四つ目の柱として、市の地域特有の強みを生かした「特色ある産業・農業の発展」であります。
北杜市の地域資源を最大限に活用し、地域の経済基盤を強化することにより、持続的な発展を目指してまいります。
また、農業においては、「より豊かな農業」を目指し、生産者の皆様と一緒になって、農業の価値を高める施策を推進してまいります。
点から面の観光
五つ目の柱としては、北杜の魅力をアピールする「点から面の観光」であります。
市の豊かな自然、文化、農産物など、魅力的な資源を総合的に生かし、市内全体を巡る観光ルートを整備することで、多様な楽しみ方ができるようような環境整備に取り組んでまいります。
その他
その他、市役所内におけるハラスメント対策や、上下水道の老朽化対策に計画的に取り組み、地域の生活基盤についても、しっかりと整備してまいります。
「北杜を前へ」をスローガンに、これらの政策を着実に進め、活力に満ち、市民が豊かさを享受できる北杜の未来を築けるよう、身を粉にして、この4年間、取り組んでまいる所存であります。
本定例会の会期について
本定例会の会期は、12月9日から12月26日までの18日間で、12月23日に代表質問、24日に一般質問を両日とも午前10時から予定しております。
提出案件は、条例案件5件、補正予算案件6件、指定管理者の指定案件2件、その他案件5件、同意案件39件、合計57案件であります。
質疑応答
【記者】
提出議案の64号議案北杜市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例について改正する部分を教えていただきたい。
【総務部長】
市議会議員の議員報酬および費用弁償等に関する条例、市長等の給与等に関する条例、そして市職員給与条例の一部改正の三つの他、市会計年度任用職員の給与および費用弁償に関する条例の一部改正の4本が含まれており、内容は人事院勧告また山梨県人事委員会勧告に鑑み所要の改正を行うものです。
【記者】
市長や市議の給与は、人事院勧告が影響しますか。
【総務部長】
市長および市議会議員の期末手当について、一般職の改正内容を鑑み改正を行うものです。
資料