平成30年度から「北杜市林業地域おこし協力隊」の制度がスタートします。
林業従事者の高齢化や担い手の減少、有害鳥獣被害等の課題に対応するため、首都圏等指定の地域から人材を誘致し、林業等の新たな担い手としての活動のほか、地域活動等にも積極的に参画してもらい、北杜市への定住・定着を図っていきます。
活動の種類と内容等
林業活動
- 植林、下刈り、枝打ち、除間伐、伐採、地拵え等の実習
- チェーンソーや草刈り機、林業機械等の操作研修受講と実習
- 林材の選別、加工後の販売等の実習
鳥獣害対策活動
- 鳥獣個体の適正な処理、加工処理、加工後の販売技術の実習
- 猟銃やワナなど鳥獣捕獲の資格習得
- 鳥獣害防除技術や駆除技術等の研修
地域協力活動
- 隊員が居住する地域において、道路等の維持作業、花植え等の美化活動、運動会や地域行事への参加など
※林業活動か鳥獣害対策活動のどちらかを選択、地域協力活動は共通事項です。
支援機関について
市では、林業地域おこし協力隊員が行う林業活動又は、鳥獣害対策活動を指導、支援し、市内に定住して林業関係に就業できるよう育成を行う林業関係法人等を「支援機関」として認定し、支援機関が隊員の受け入れを行います。
隊員への報償等
隊員の委嘱
支援機関の面接、市の面談等を経て、林業地域おこし協力隊員と認められるときは、市が隊員に委嘱状を交付。
委嘱は、1年を単位として行い、任期は3年を限度。
隊員の報償
毎月の隊員の業務日誌に基づき、市が直接隊員の指定の口座に振り込み。
- 月額:266,000円。
隊員の生活支援
住居や車(軽自動車)など生活や活動に必要なものは、支援機関が手配して市がバックアップします。
- 住居の紹介や地域への紹介、活動に必要な軽自動車の手配や国保への加入等
- 隊員の次の経費は支援機関が支払い、市が支援機関へ補助
- 林業活動や鳥獣害対策活動に直接関わる消耗品
- 資格取得や講習会などの参加負担金、研修先への謝金など
- 活動に直接関わる出張旅費
- 活動のための軽自動車のリース料、燃料費
- 傷害保険
- 住居の家賃(5万円まで)
- 隊員が属する世帯の国民健康保険税(税額の2分の1を限度)