山梨県馬術競技場で、馬たちの合宿が行われました!
近代五種競技
古代オリンピックで行われたペンタスロン競技に倣い、一人の選手が、フェンシング・水泳・馬術・射撃・ランという5種類の競技を競う複合競技。
この5種目は、ナポレオン時代に兵士が戦果を報告するのに、馬で駆け、銃と剣で敵を打ち、川を泳いで渡り、走って丘を越えたことに由来しているとも言われています。
馬術部門
制限時間内に障害物を飛翔してコースを走行し減点方式で順位を競います。
その時に乗る馬は五輪開催国の馬とされ、騎乗馬は試合当日に抽選で決まります。
選手たちは、馬と20分前に顔を合わせ短時間でコミュニケーションを取って試合に臨みます。
馬たちも様々な状況に対応できるように訓練を積んできています。
初めて騎乗する選手たちの技術力がこの種目の見どころです!
■馬術試合日程
女子 8月6日(金)17:15~
男子 8月7日(土)17:15~
@東京スタジアム
今回の東京2020大会では、日本全国の乗馬クラブから選ばれた30頭の馬たちが出場。
その貸与馬たちの合宿が、北杜市小淵沢町にある山梨県馬術競技場で行われました!
※合宿、練習の一般公開はしておりません。
山梨県馬術競技場
八ヶ岳南麓、標高1000mの傾斜地に広がる国内有数の馬術競技場施設です。
夏季冷涼、雨の少ない高原的気象条件にあり、暑さに弱い馬にとって過ごしやすい場所です。
施設内には、200頭以上を収容できる厩舎と、馬場が5面、平地走行路と林間および野外走路があり、国体や国際大会など年間を通じて大きな大会、小淵沢ホースショーなどイベントが開催されています。
現在、競技場には県有馬など9頭が常駐し、一般の方の騎乗はできませんが、ほとんどの大会が見学できます!(ご来場の際は、上記年間スケジュールに記載されております主催団体に予めご確認ください)
馬の合宿とは?
馬術部門では、選手たちは貸与馬に乗るため、馬ごとにレベルの差があったり不公平を生じてはいけないので、馬たちは1ヶ月の合宿をして大会に備えます。
そして、6月30日、山梨県馬術競技場に35頭の馬たちが日本中から集まり合宿が始まりました!
世界中から集まる選手たちの多様な乗り方に柔軟に対応できるように訓練を行い、最終的に安定して走れるようになった30頭が東京スタジアムで世界各国の選手のパートナーとなって試合に出場します!
近代五種 馬術合宿レポート
今回、北杜市小淵沢町にある山梨県馬術競技場でその合宿が行われるということで、合宿の模様、練習の様子などをお届けしていきます!
※合宿、練習の一般公開はしておりません。
6月30日、日本全国の乗馬クラブから馬たちがやってきました!
移動日から1日が明け、練習が始まります!
大会に出場する30頭に選ばれるための、2回目のテスト走行に向けた練習模様をお届けします。
7月26日、東京2020大会に出場するかどうかの最後の走行が行われました!テストは、時間帯、コースなど本番に近いシチュエーションで行われます。
8月1日(日)、人馬とも事故なく1ヶ月の合宿が終わりました。
朝方3時、東京スタジアムに向けて馬術競技場を出発。
1ヶ月という期間の合宿は馬にとってはハードだと思いますが、これからが本番です。
初対面の選手と息を合わせ、緊張せず練習通り頑張って走ってほしいです!
ぜひ、東京2020大会の試合本番でご覧ください!