北杜市橋梁定期点検結果の公表について
橋梁定期点検の背景
高度経済成長期に集中的に整備された道路構造物は、急速に老朽化が懸念されている中、平成24年12月の中央自動車道笹子トンネル天井板崩落事故以降、本格的なメンテナンス体制の構築が求められ、道路管理者による点検が義務付けられました。
北杜市では、平成26年度より道路法施行規則の一部を改正する省令に基づき、道路法の道路における支間2.0m以上の橋梁について、定期点検を実施しています。
橋梁定期点検の目的
定期点検は,道路橋の各部材の状態を把握,診断し,当該道路橋に必要な措置を特定するために必要な情報を得るためのものであり,安全で円滑な交通の確保,沿道や第三者への被害の防止を図るため等の橋梁に係る維持管理を適切に行うために必要な情報を得ることを目的としています。
定期点検の頻度と技術的基準
定期点検は、5年に1回の頻度で近接目視により行い、橋梁毎の健全性を診断することとされています。
区分 | 定義 | |
1 | 健全 | 道路橋の機能に支障が生じていない状態。 |
2 | 予防保全段階 | 道路橋の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態。 |
3 | 早期措置段階 | 道路橋の機能に支障が生じる可能性があり、早期に点検を構ずべき状態。 |
4 | 緊急措置段階 | 道路橋の機能に支障が生じている、又は生じる可能性が著しく高く、緊急に措置を講ずべき状態。 |