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HOME暮らしの情報市長の部屋市長への手紙とその回答令和4年度北杜市長へ子供の権利条約についてのお願いについて

北杜市長へ子供の権利条約についてのお願いについて

更新日:

番号:26

趣旨

お手紙を書いたわけは北杜市長にお願いがあるからです。「お願い」
・子どもの権利条約を北杜市内に住んでいる人の母子手帳や生徒手帳などに必ず記載すること
・子どもの権利条約をアニメ化したり、子どもから大人まで必ず知ることができる機会を作ること
「なぜこのようなお願いをするか」私たち子どもには、自分の未来を自ら自由に築き、平和で自然豊かな環境で差別や貧困に脅かされる事無く、思想や信条に関わらず、互いの自由を最大限に認め合い、お互いを侵害しない、させない権利を持っています。
しかし、現実の世界ではどうでしょう、多くの子どもたちが不条理な社会の仕組みに、また、生まれながらに持つ権利を知らず自覚しないがため、その権利を侵害されている場面も多くみられます。そこで、私はこの自然豊かな八ヶ岳を中心としたこの地域で、子どもだけでなく大人も含めた、互いの人権を認め合い、自由で心豊かな生活ができるよう上記の内容をお願いすることにしました。今、日本では子どもの権利条約が知られておらず、権利が侵害されていたり、勘違いをして伝わっている時があるなどがあります。子どもが安心して生きていけるように、権利を尊重する世の中を作りたい。虐待や家庭内暴力などたくさんの人権侵害から子どもを守るために記載をしてほしい。そう思いこのお願いをしています。実際、世田谷区では私と同じ年齢の子が母子手帳への記載を成功させています。これをすることによって、子どもが3歳になるくらいまではたくさん見る母子手帳に載せ見るたびに子どもの権利条約を見ることができれば知らず知らずのうちに覚えてふとした瞬間に思い出してくれたり周りに侵害されている子がいれば守ることもできます。そして母子手帳は案外子ども本人が見ることもあります。その時子どもが親に「これはなに?」と聞いてくれれば親も子どもも一緒に学ぶことができます。母子手帳には親と子どもが一緒に育った記録が書かれている大切なものです。母子手帳に書くことによって少しでも子どもの権利条約について知ってくれれば命を守る事にもつながります。なぜなら、内容を覚えていればいざという時に役に立ちますし何より覚えていれば人のことも自分のことも守ることができるからです。そして子どもの権利条約を覚えている人が増えれば守る人も増えます。そうすればその子どもたちが次の世代につないでいってくれます。なぜこれをしようと思ったか私自身中学2年生の一年間、母が福祉施設で働いているためコロナを母に移してはいけないと思い学校に行っていませんでした。学校がすごく大好きな私にとっては、とてもつらいことでした。ですがもちろんつらかったのですが、学びはとても広がりました。例えば、このように子どもの権利条約について調べたり、人とのコミュニケーションや対話について学んだりできました。自分が主催となりファシリテータを務めた企画もあったり仲間と共に国会議員に子どもの権利条約について話したりなど様々な活動もできました。私達には学校に行く権利と学校に行かない権利がありどちらを選んでもサポートする義務が学校や保護者、教育委員会にはあると考えています。また、知らなければ何も変えることができないし、守ることができません。どんどん自分たちの未来がなくなっていってしまう、もっと大変な世の中になってしまう。世界を変える権利が私達にもあります。子どもの権利条約は子どもを守ると同時にこれから生まれる命と未来も守ることができる条約です。命を守ることが第一優先だからまずは知ってもらう。親が知っていることによって子どもも守ることができる。子どもの権利条約は子どもを守ると同時にこれから生まれる命と未来も守ることができると思っています。そのために市長と対談をしたいと考えています。いくら文章で伝えても伝わっていない部分や誤解して伝わっていることが無いとは言い切れません。お互いの顔を見て話をすることでさらにより良いものを作れると思います。なので5月から6月のご都合の良い日に、市長と対談できればとても嬉しいです。〈最後に〉最も重要なことは「今を知り、すでにある権利を知ること」そして「知る」ために、義務教育の「義務」とは?「義務」は誰にあるの?私たち子どもの学ぶ「権利」とは何か?「権利」は誰のためにあるの?というものを説明した文書を小中学校の入学時に必ず各生徒と保護者に冊子にて配布し、子どもの権利条約文と要約したアニメを各学校で配布される文章に載せ、同時に文科省でもホームページや各SNSを媒体に情報とその重要性を国民が閲覧できるようにすることが大切と考えています。私たち当事者である子ども自身が子どもの権利条約を知らされていません。一応公民で学びますが名前を習う程度です。私達もこの世に生きている人間ですし世界を変える権利があります。子どもの権利条約は子どもを守ると同時にこれから生まれる命と未来も守ることができます。たった今もきっとどこかで誰かが権利を侵害または剥奪され苦しんでいます。平和な未来を守るために人権は絶対に守られるべきです。皆、生まれたときから権利を持っています。みんなが守られる社会の実現が大切になっていきます。もし、子どものことを大切に思い将来を考えてくれるなら互いの権利を認め合い上村市長も一緒により良い未来を作っていきませんか?

対応内容

子どもの権利条約は18歳未満の児童の権利を対象とし、生きる・育つ・守られる・参加する権利があり、成長の過程での保護や配慮が必要な子どもならではの権利も定めています。
昨今、子どもに対する悲惨なニュースも多く聞かれますが、虐待もいくつかの権利が侵害されていることになります。よって、児童のお父さんやお母さんにこの条約をお伝えすることはとても大切なことと考えています。
今回、いただいたアイディアを参考とさせていただき、子どもの権利条約の内容(4原則など)を記載した用紙を母子手帳や中学生が使用する生活記録ノートへ差し込むことを検討するとともに、市広報紙や市ホームページ等を活用し、育児世代に限定することなく、地域全体で、子どももひとりの人間として、人権を認めてもらい、また見守ってもらうことにより、本市の豊かな自然環境の中で、心豊かな生活を送ることができるよう取り組んでまいります。
また、北杜市保健センターには結婚から出産・子育てまでを一元的にサポートしている「ネウボラ推進課」があります。子どもの権利条約30周年時に製作されました各条文のアイコンを一覧にしたポスターを以前より掲示し、妊婦さんはもちろん、さまざまな年齢層の方々にポスターをご覧いただいておりますが、今後は、市役所や各総合支所、小中学校にもポスターを掲示し、児童生徒をはじめより多くの方々にご覧いただき、周知を図ってまいります。

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