質問状(大変困っています)
更新日:
番号:12
趣旨
令和5年2月3日の新聞の記事で「市長と語る会」のことを知り、今、大変困っていることがあるので、そのことについて質問をさせていただきます。
私は、先祖代々この地で暮らしています。もう何年も前に営農型大陽光発電の事を知り、自分の体の事(体調を崩して入退院を繰り返している)や跡取り不在のこと等いろいろ考えた末に、親から受け継いだ大切な農地ですが、営農型太陽光発電設置用地として売却することを決心して、買い主も決まりいろいろ準備を進めてきました。しかしながら、今だに売却することが出来ていません。
発電設置業者に聞くと、山を切り開いて設置する野立て大陽光発電で問題が発生していて、同じ太陽光発電ということで、営農型太陽光発電システムも許認可が通りにくくなっていると聞きました。また、最近では北杜市で開催した住民説明会で、関係者が、反対派の挑発的行動に激高してその動画が拡散して問題になったことも聞きました。その後の説明では、会社としてしっかり反省して、再発防止を誓い、社員一丸で取り組んでいる事を知りました。また、「多くの皆様に迷惑を掛けた分も、関係者や地域の皆様のお役に立てるようにつとめていきます。」と聞いています。
しかし状況を聞くところによると、北杜市としては、今後農地一時転用等の許認可を出さない。」方針であると言われていると聞きました。起こした問題を受け入れ真撃に反省して、再発防止を含め、変わろうとしている会社に対して、北杜市の今後許認可を出さないという方針に対しては、北杜市民並びに関係者としても納得がいかないところがあります。ニュースでは名だたる一流企業が問題行為を起こして、謝罪そして再発防止策等を実施して、期間をおいてでしょうが、経済活動に復帰している現状の中で、どのような理由で、今後許認可を出さない」方針なのか?お聞かせいただきたいと思います。
私以外にも、依頼していっこうに話が進まず困っている高齢の農地所有者が多いと聞いていますし、私自身は、自分の体の具合もあるので、何しろ早く、許認可を得て売却をしたいと思っています。「許認可を出さない理由」と、私の希望である農地の売却を進めるには「どうすれば良いのか」をご回答いただけると有り難いです。
対応内容
農地一時転用の許可は、市農業委員会が窓口となりますが、山梨県知事が許可を行うものです。
山梨県では、令和4年7月に実施された地域説明会において、斡旋業者がトラブルを起こす不適切な事案が発生したことを受け、山梨県太陽光発電施設の適正な設置及び維持管理に関する条例を一部改正し、これに伴い農地転用許可制度の運用を見直し、農地転用許可申請は北杜市太陽光発電設備と自然環境の調和に関する条例に基づく許可申請と同時に行うことと改められております。このため、現在農地転用申請を行う場合は、市条例第8条第1項に基づく地域住民等への説明を行う手続を経て、市条例に基づく設置許可申請も併せて行える状態であることが必要です。
このことから、現時点では太陽光発電設備の設置に関する手続が行われていないと認められ、この観点に基づけば、許可申請を行える状況にない以上、山梨県が許可できる状況にはないと考えられます。
斡旋業者に対し、市では法的な権限に基づくものではなく、客観的な事実として社会的信用を失墜する行為であると重く受け止め、事業は実施しないでいただきたいとの思いは伝えております。したがいまして、あくまで斡旋業者としての判断に委ねられているものでありますが、申請行為もない以上、許認可を出さない理由を申し上げることができかね、どうすればよいのかの問い合わせに対して、回答することは難しいものと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
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