オーガニックビレッジ宣言を行いました
本市は、農業を行う上で欠かすことのできない豊かな自然環境を有しています。この自然環境を次世代に引き継ぐとともに、安全安心な「食」を提供していくため、みどりの食料システム戦略に基づいて「北杜市有機農業実施計画」を策定し、「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。
山梨県環境負荷低減事業活動の促進に関する基本的な計画の策定について
北杜市は、環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業の促進等に関する法律第16条第1項に基づき、山梨県環境負荷低減事業活動の促進に関する基本的な計画を山梨県と県内市町村が共同で策定しました。
山梨県環境負荷低減事業活動の促進に関する基本的な計画 (PDF 506KB)
ほくとの有機農業について
北杜市の有機農業の魅力が詰まった5本のシリーズ動画はこちらから
新着情報
2023.3 「北杜市の環境にやさしい農業」冊子が完成しました
2022.11 有機農業のPR動画を作りました
豊かな自然環境に恵まれた「北杜市」には、有機農業を志す者が多く訪れ、いつしか有機農業の先進地として注目されるようになりました。
農水省の調査では、我が国の耕地面積に占める有機農業取組面積の割合は「0.6%」と公表される中、本市では耕地面積の約「2%」が有機農業に取り組んでいる圃場となっております。
現在、農水省では「みどりの食料システム戦略」を打ち出し、2050年までに有機農業に取り組む農地を耕地面積の「25%」までに引き上げると共に、Co2ゼロエミッションにつなげるための戦略を進めようとしております。
本市においても「有機農業」の推進を図るため、学校給食への有機農産物の導入や、地域にあるバイオマス資源にも着目し、地域資源が循環する有機農業の確立を進めてまいります。
有機農業って?
有機農業の推進に関する法律において、「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」と定義しています。
みどりの食料システム戦略って?
日本の食料・農林水産業は、大規模自然災害・地球温暖化、生産者の減少等の生産基盤の脆弱化・地域コミュニティの衰退、新型コロナを契機とした生産・消費の変化などの政策課題に直面しており、持続可能な食料システムの構築が急務となっています。
このため、農林水産省は、令和3年5月に食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する政策として、「みどりの食料システム戦略」を策定しました。
同戦略には、2050年までに目指す姿として次の目標を掲げています。
1.農林水産業のCO2ゼロエミッション化
2.化学農薬の使用量(リスク換算)を50%低減
3.輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を30%低減
4.有機農業の取組面積の割合を25%(100万ha)に拡大
5.2030年までに食品製造業の労働生産性を最低3割向上
6.2030年までに食品企業における持続可能性に配慮した輸入原材料調達の実現を目指す
7.エリートツリー等を林業用苗木の9割以上に拡大
8.二ホンウナギ、クロマグロ等の養殖において人口種苗比率100%を実現
北杜市紹介
北杜市の概要
北杜市は山梨県の北西部に位置し、ユネスコエコパーク(2か所)や名水百選(3か所)に認定されるなど豊かな自然環境を有しています。日本百名山にも選ばれている八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳、瑞牆山、金峰山などの名峰に囲まれ、南には富士山も望める日本有数の山岳景観を誇っています。
また、年間を通して降水量が少なく、日本一の日照時間がもたらす太陽の恵みと清らかな水、肥沃な土壌を生かして安全安心で新鮮な農作物が生産されています。
北杜市の気候
標高400mから1,400mと標高差が大きく、年間を通して降水量が少なく、晴天率が高いことが特徴です。夏は比較的湿度が低くて過ごしやすいですが、冬は八ヶ岳からの北風が吹き込み寒さが厳しい地域です。
北杜市の農業の現状
・耕地面積 5,150ヘクタール
(内訳:田 3,120ヘクタール 畑 2,030ヘクタール)
※農林水産省作物統計調査より抽出
・農家数 3,942戸
(内訳:自給的農家数 1,969戸 販売農家数 1,973戸)
・主な農産物
米、小麦、大麦、そば、馬鈴薯、大根、白菜、ほうれん草、レタス、きゅうり、なす、トマト、りんご、ぶどう、柿など
※2020年農林業センサスより抽出
・有機JAS認証圃場 49.4ヘクタール (30経営体)
※農林水産省統計資料より抽出
・有機農業実践圃場 49.7ヘクタール (33経営体)
※環境保全型農業推進交付金事業抽出
・特別栽培農産物 60.3ヘクタール (61経営体)
※水稲生産実施計画書・営農計画書より抽出
北杜市が目指す有機農業
有機農業の推進
北杜市では、次世代を担う子ども達に、この恵まれた自然環境をしっかりと引き継ぐとともに、海につながる河川の上流域に暮らす者の責務として環境への負荷を軽減する有機農業を推進しています。
【具体的な取組内容】
(1)有機農業の推進
1地域資源を活用した土づくりの推進
地域の未利用資源を活用した堆肥づくりの実用化に向けた取組
2省力化・低コスト化に向けたアグリテック等の推進
生産の省力化や低コスト化を図るため、効率的な技術の導入推進
3環境保全型農業直接支払制度の活用による支援
有機農業に取り組む団体を対象に、環境保全型農業直接支払制度の活用を行うことにより、
地域における有機農業の取組の維持及び拡大を図る。
環境保全型農業直接支払制度って?
化学肥料・化学合成農薬を原則5割以上低減した上で、地球温暖化防止や生物多様性保全に効果の高い営農活動に取り組む農業者団体や有機農業に取り組む農業者団体等に対し、取組面積に応じて交付金を助成しています。平成27年4月1日に施行された「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律」に基づき実施しています。
4生産技術向上に向けた支援
有機農業者のグループ化を促進し、農業者間の連携支援や栽培技術支援体制の構築
5地域と連携した支援体制の構築
新たに有機農業に取り組む方を対象に、地域の熟練有機農業者等の協力を得る中で、栽培技術
などについての指導、助言を行う支援体制の構築
6有機農業で生産された農産物のPRの促進
市内で有機農業により生産された農作物を取扱う店舗などにおいて、プロモーション動画の
放映やポップの設置など、効果的なPRを促進することにより販路拡大を図る。
北杜市で作られた有機農産物はこちらで購入できます!
\下記販売店は、本市の有機農業農産物のPRの為のPOP等の設置にご協力をいただいております/
販売店名 | 住所 | 連絡先 |
分類 |
web |
---|---|---|---|---|
いちやまマート赤坂店 (イッツモア赤坂店) |
南都留郡富士 河口湖町船津5165-2 |
0555- 24-5511 |
スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
いちやまマート一宮店 (イッツモア一宮店) |
笛吹市一宮町竹原田1333 |
0553- 47-5400 |
スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
いちやまマート塩山店 |
甲州市塩山下於曽1620 |
0553- 33-2173 |
スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
いちやまマート上野原店 |
上野原市新田1503 |
0554- 62-6800 |
スーパー |
http://ichiya mamart.com/
|
いちやまマート塩部店 (イッツモア塩部店) |
甲府市塩部1-1-10 |
055- 254-5700 |
スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
いちやまマート城山店 |
富士吉田市上吉田東7-1-1 |
0555- 23-1531 |
スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
いちやまマート玉穂店 (イッツモア玉穂店) |
中央市若宮50-1 | 055-274-3900 | スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
いちやまマート徳行店 |
甲府市徳行2-13-3 |
055- 228-8090 |
スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
いちやまマート双葉店 (イッツモア双葉店) |
甲斐市竜地4445-1 |
0551- 28-7733 |
スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
いちやまマート増坪店 (イッツモア増坪店) |
甲府市住吉本町1188 | 055-223-4147 | スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
いちやまマート山梨店 (イッツモア山梨店) |
山梨市小原西974-2 |
0553- 22-2365 |
スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
いちやまマート湯村店 |
甲府市千塚1丁目9-13 |
055- 287-9300 |
スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
いちやまマート竜王アル プス通り店 |
甲斐市西八幡1436-1 |
055- 288-9000 |
スーパー |
http://ichiya mamart.com/ |
ひまわり市場 |
山梨県北杜市 大泉町谷戸2008 |
0551- 38-4744 |
スーパー |
http://himawar iichiba.com |
7学校給食への消費拡大
市内で有機農業により生産された農作物を学校給食に導入拡大を図る。
8有機農業に関する理解促進
学校給食への有機農業により生産された農作物の導入拡大にあわせ、子ども達に有機農業を知
ってもらう機会を作るため、食育用冊子を 作成し、学校、家庭の両面での理解を促進する。
食育用冊子【北杜市の環境にやさしい農業】
内容はこちらからご覧ください。【北杜市の環境にやさしい農業】
市では、これらの取組を有機農業者とともに力をあわせて推進し、有機農業を応援してまいります。
ほくとの食育
子ども達への食育
〇保育園、学校への地産地消の推進