2C瑞牆山
本格登山を始める人に!水墨画のような岩峰群の名山
About
瑞牆山荘前から山頂へ
奥秩父山系の西端に位置する瑞牆山は、水墨画に出てくるような岩山。
本格登山の入門的な山で、山頂からは南アルプスや金峰山、八ヶ岳、富士山などを一望できます。
まずはなだらかな坂を登りながら、富士見平小屋を目指します。
そこから金峰山方面との分岐を左手に進むとしばらく平坦な道、そして下り坂となります。
休憩向きの平坦地を過ぎ、桃太郎岩の脇に架けられた木製の梯子を登ると次第にキツい傾斜に。
大ヤスリ岩を通過し、不動滝側からのルートが合流する景色の良い開けた場所に登り詰めると、山頂まではあと5分ほど。
ただし、山頂付近の岩場は季節によっては凍結し、滑りやすいので要注意。
Course Data コースデータ
- コースタイム
- 合計:約5時間登り 約2時間50分 下り 約2時間10分
- 登山口・山頂の標高差
- 720m
- グレード
- 2C
- 登山適期
- 5月上旬~10月中旬
- 積雪期
- 11月下旬~3月中旬
- 残雪期
- 3月下旬~4月中旬
- マイカー
- 中央自動車道須玉ICから県道23号線(増富ラジウムライン)を利用し、増富温泉峡を通過して瑞牆山荘北側駐車場へ(無料40台)ICから約35分
- 公共交通機関
- JR中央本線韮埼駅から山梨峡北交通の瑞牆山荘行バスで終点の瑞牆山荘まで(約1時間10分)
Course Map コースマップ/行程
- 山梨 山のグレーティングとは?
-
グレーディングの内容や使い方などくわしくは山梨県庁のホームページをご確認ください。
体力度
コースタイム、ルート全長、累積登り標高差、累積下り標高差の4つの数値から、次の式により「ルート定数」を算出し、1~10の10段階で評価しています。
ルート定数=コースタイム(時間)×1.8+ルート全長(km)×0.3+累積登り標高差(km)×10.0+累積下り標高差(km)×0.6技術的難易度
登山道の状況や、登山者に求められる技術・能力により、A~Eの5段階で評価しています。
技術的難易度 登山道の状況 求められる技術・能力 A★ - 概ね整備済
- 転んだ場合でも転落・滑落の可能性は低い。
- 道迷いの心配は少ない。
- 登山の装備が必要
B★★ - 沢、崖、場所により雪渓などを通過
- 急な登下降がある。
- 道が分かりにくい所がある。
- 転んだ場合に転落・滑落事故につながる場所がある。
- 登山経驗が必要
- 地図読み能力があることが望ましい。
C★★★ - ハシゴ・くさり場、また、場所により雪や渡渉箇所がある。
- ミスをすると転落・滑落などの事故となる場所がある。
- 案内標識が不十分な箇所も含まれる。
- 地図読み能カ、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要
D★★★★ - 厳しい岩機や不安定なガレ場、ハシゴくさり場、藪漕ぎを必要とする箇所、場所により雪渓や薄渉箇所がある。
- 手を使う急な登下降がある。
- ハシゴ・くさり場や案内標識などの人工的な補助は限定的で、転落・滑落の危険簡所が多い。
- 地図読み能力、岩場、雪漢を安定して通過できるパランス能力や技術が必要
- ルートファインディンダの技術が必要
E★★★★★ - 緊張を強いられる厳しい岩積の登下降が続き、転落・滑落の危険箇所が連続する。
- 深い藪漕ぎを必要とする箇所が連続する場合がある
- 地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるパランス能力や技術が必要
- ルートファインディングの技術、高度な判断力が必要
- 登山者によってはロープを使わないと危険な場所もある。